ゴールデンレトリーバー“あいん”、“あすた”、“あすな”、ラブラドールレトリーバー“ミミ”、“すぅ”、フラットコーテッドレトリーバー“びっけ”の気ままな生活

覚書(乳腺腫瘍 その3

とうとう、その3 まで来ちゃいました(^_^メ)
まずは、当時の避妊について、ってその1で語っただろー (ーー;)
避妊をすれば、“女の子特有の病気にならない、なりずらい” は、百も承知の事。
 “だったら、なぜ(しなかったの)?”
だよね^_^;


 
凄く気をつけていたのは、やはり、卵巣、子宮に対する病気であった気がする。
もちろん、乳ガンなど考えられたけど、卵巣、子宮に直接かかわる事、即ち、卵巣、子宮自体が病気、腫瘍になる事が女の子特有の病気との認識が強かった。
事前に避妊をすれば、“ない部位に病巣はできない!” ので、予防となるが、
発病後に病巣(この場合、卵巣や子宮)を摘出すれば、結果的に避妊と同じになる。
そんな考えが強かった。
それと、ホルモンの関係は分かっていたが、避妊をすれば、“乳ガンにならない。”とは、思っていなかった。
だから、避妊をすれば、多少、乳ガンになりずらい。
その程度の、“多少”若干の違いと考えていた。
しかし、
今回、色々と調べる事によって、“多少”の認識が間違っていた事となり、後悔ばかりが残る。
避妊により、卵巣、子宮がなければ、子宮蓄膿症はもちろんの事、卵巣子宮のガンにもならないと思う。
乳腺腫瘍などは、0.05%の発症率。
(初ヒート前の避妊)
この数字は、ほぼ乳腺腫瘍にかからない発症率だと言える。
乳腺腫瘍の場合、卵巣、子宮の病気の場合と違って、乳腺やリンパ節など、広範囲(胸から後ろ足まで)に渡って切除が必要になり、そのほかに、ホルモン依存性もあるので、同時に避妊処置の必要性がでてくる。
“シコリだけを取れば良い” って言う、話じゃなくなってしまう。 (悲
(卵巣、子宮の場合は、悪いところを取るって感じかな)
乳腺腫瘍の発生率の違いをもっと早くに知っていれば…
“多少” 程度の考えから、“卵巣子宮と同じで、かからない”となった事だろう。
それに、乳腺腫瘍の外科的処置(手術)の大変さ? 大きさ?
ともかく、避妊などとは比べ物にならない傷口となるらしい事の認識不足に泣けてくる(T_T)
 
治療については、乳腺腫瘍だった場合、注射や薬などで腫瘍がなくなる事はまずないらしく、手術で切除となる。
獣医師の考えと設備によって違いも多いようだ。
発症の原因は、ホルモン依存性が高く、避妊の時期によって違うとの事らしいがはっきりとした事は分かっていないらしい。
だから、処置もさまざまな考えがあるようだ。
以下、さまざまな方法。
 (M:メリット D:デメリット 保:勝手な保護者的意見 ^_^; )
1、腫瘍だけを切除
(同時避妊は、どちらでも)
M:処置が簡単、傷口が小さい、入院が短い、術後のケア期間が短い。
D:腫瘍がなくなった事により、行き場がなくなった腫瘍組織が、同じ乳腺の他の場所に溜まり、非常に再発や腫瘍が出来やすい。
場合によっては、術後の抜糸前(直ぐ)に表れるケースもあるらしい。
5mm以下の非常に小さい初期的な場合にこの方法を行う場合があるようだ。
それ以上の大きさでも行うケースも多くあるようだが、再発、他に転移は非常に多いらしい。
保:とりあえず腫瘍だけを取って様子を見る。って感じの処置かな。
片側全部取るのって大変だけど、腫瘍だけなら比較的簡単らしいしね。
悪性の確立は50%だから、再発、転移したら50%の確立に負けたって感じっぽい気も… 
 
2、腫瘍がある側(右側、もしくは左側)の乳腺全てとリンパ節を切除
(同時避妊は、どちらでもだが、するケースが多い)
M:左右分離した乳腺に対し、発病したライン(片側の乳腺)を全て取り除く事によって、再発や転移のリスクを抑える。
(乳首や皮膚ごとそっくりと切除される)
またリンパ節からの転移を防ぐため、リンパ節も切除するらしい。
片側だけの場合、皮膚が足りなくなる心配が少ない。
D:乳腺腫瘍の発生原因が分かっていないので、片側に発症したのなら残りの乳腺に発症する可能性も多く残る。
傷口が大きい。
外科的技術と設備などで、左右両方一度に出来ない、しない場合もある。
この場合、時期をずらして、残りを行う場合や残りを様子見にするケースが多い。
保:この片側全部の方法が多いような気がするが…
片側全部切除し、同時に避妊を行っても残りの乳腺に腫瘍再発などの話も聞く。
再発した場合、残りの乳腺も切除となり、再手術となる。
(本当は、反対側なので再手術ではありませんが… 再手術みたいなものなので…)
 
3、左右全乳腺、リンパ節を切除し、避妊をする
M:乳腺自体が存在しなくなるので、乳腺腫瘍の再発はなくなり、1回の手術で済む。
基本的に、この方法が望ましいらしいが、問題?、困難? もある。
D:外科的技術が必要。
皮膚が足りなくなる可能性が大きく、足りなくなる皮膚の処置、技術が必要。
(この皮膚の問題をクリアするため、片側の処置が多い気がする。)
(両側をやる場合でも、1度にせず(できず?)、片方ずつ行い、2回手術をする考え、やり方があるようだ。)
 
以上
さてさて、どうしたものか…
2の方法が多く用いられているらしいが、3の方法が出来る先生から見れば、
 “なぜ、中途半端に残すのだろうか…”
 “(数回する)麻酔や再発のリスクを考えれば、範囲は大きくなるが、万全な処置の方がメリットが大きい”
の考えがあるように思える。
しかし、
50%ルール もあり、残しても、再発しなかったり、悪性じゃない可能性もあるので、
どこまで(処置)するか?
そして、リスクは? 再発は?
よって、飼い主の意思を尊重する考えのようだ。
残すと、意味がないとか、再発しますって言いきれないからね。
 う”~
 確かに…  (+_+)
でも、なんとなく、
“あるものを取ってしまって大丈夫?”
“大丈夫そうな反対側は、残した方がいいじゃないの?”
“リンパ節までやらないとダメなの?”
って、思っちゃいますな…。 ^_^;
でも、やるのであれば、3の方法を受ける事でしょう…
 
 はぁ~
あと2週間、
その間にシコリがなくならないかな…
もしも、なくなった場合は、避妊して、保存療法も検討かな。
もちろん、主治医と相談してだけどね。
ふぅ~ …
 

 
ついでに、
これからは、避妊を初ヒート前にする考えになったけど、
ヒート前や1~2回目のヒート後に避妊をすると、発育に影響が出る場合があるらしい。
発育が遅くなったり悪かったり…
その事も考えつつ、女の子特有の病気のケアを考えたいと思っています。
と、
これらは、勝手な保護者の意見や考え、調べた数字でありますので、
避妊や治療、その他をするにあたっては、かかりつけの先生と飼い主さんで決めてネ。

2件のコメント

  1. もものママ

    お陰さまで、ももの四十九日を迎え、あいんちゃんと再会出来たかな~?と思いながらブログを拝見して、ビックリしました。
    元気なびっちゃんが、大変なことになっていたのですね。(泣)
    手術法の選択も、とても悩むところですね。
    手術を受ける前には、生検で良性、悪性はわからないのですか?
    なんとか、良性であることを願っています。
    ももは、最後は体中ガンに犯されていたようです。
    がんは、憎いです(怒)
    がんばれ~、びっちゃん、フレ~フレ~

  2. あいん

    もものママさん
    ももちゃんもお空組になってしまったんですね。
    地組は、寂しいですわね…
    でも、お空組は、お友達と再会ができて、楽しくしている事でしょうね(^^♪
    地組としては微妙な思いではありますが… ^_^;
    びっけは、相変わらずに元気にしてますが…
    困ったちゃんでございやす(ーー;)
    方法も、確率と結果 って感じなところもあり、悩むところですよ。
    良性でも再発、いや新たに出来る可能性もありますしね。
    26%の発症率って、凄く高い数字ですよね。
    おまけにその中に悪性や転移性など…
    5~6歳だったら、とりあえず、避妊で全麻して、そのついでにサンプル、もしくは、腫瘍だけ取って、病理検査して、様子を見るもありかなって思うけど、8歳半を越していると、避妊と病理検査だけして、様子を見るのもね。
    体力がなくなったり、10歳、12歳オーバーでやる事になったら、今以上に不安で心配になると思います。
    良性でも取らないとダメらしいし、再発や新たにできる事を考えると、事前に調べても意味がないみたい。って考えがドクターKにはあるみたい。
    だから、するなら全部 って考えみたいですね。
    でも、確率などの事もあるので、私の好きなようにやります。とも言ってました。
    だから、余計にナヤンデールタール人になってます(+_+)

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