季節の変わり目で、夏用のクールベッドと冬用のドッグベッドの2種類を用意してもらっている贅沢犬。
その時の温度と気分で、好きな方を選ばせている。
最近、お天気も悪く、気温も低い日が多くなり、黒1号が物申す!
茶色1号が、グースカ、グースカと寝ているドッグベッドの横にお座りして、
“ヒィ~、ヒィ~” と、切ない声で訴える。
訴えの内容が分からず、しばらく観察をする。
茶色1号を見ては、 “ヒィ~ヒィ~”
数回、ペロペロと軽く舐めては、“ヒィ~ヒィ~”
どうやら訴えの内容は、寒くなったので、
“その温かくフワフワしたドッグベッドを譲ってほしい!”
そんな内容のようだ。(笑
黒1号のヒィ~ヒィ~&ペロペロ攻撃を受ける茶色1号。
だけど、
歳のせいか?
最近は、反応も鈍く、おまけに耳が遠くなったせいもあり、ノイズや呼ばれても聞こえない事が多く、
その静寂のおかげ?(笑)で、本気寝(熟睡)ばかりの茶色1号なのである。
そんな茶色1号には、ヒィ~ヒィ~攻撃程度では、まったく動じない! < って言うか、気が付いていない(笑
しばらく観察を続けたが、茶色1号は、まったく譲る気もなく、
って言うか、気がつかず、黒1号の切ない声が続くだけだったのである。
日頃、言う事は聞かず、わがままばかり。
時には、茶色チームに意地悪ばかりして、ヤクザな振る舞いも数知れず。
そんな黒1号。
だけど、チョコンとお利口にお座りして、切なくヒィ~ヒィ~と訴える姿。
夜遅い時間にも係わらず、黒1号の訴えにお応えして、急遽、もうひとつのドッグベッドを用意してあげるのでした。
“びぃちゃん、ナンダカンダと言っても、あなたの要求を一番してあげているんだからね”
“分かっているの!”
と、言ったところで…
ドッグベッドの準備が終わると、
早速、当たり前のように、へそ天で、ご満悦に寝に入るのでした。 
“びぃちゃんには敵いません…苦笑”
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