びっけの食欲不振とゲロゲロ事件もあって、急遽、ペットドッグ(人間ドックのペット版)を受けてきた。
夕方の散歩を早目に済ませ、そのまま病院へ。
新しくできたばかりの病院だけあって、建物は、めちゃ奇麗。
おまけに、患者さんの待ちもなく、6時30分?受付して、直ぐにペットドッグ開始。
まずは、あいんから。
お出かけ大好き、人も大好きなあいん。
だけど、耳血腫や子宮蓄膿症で、病院は、“ちょっと痛いかも”と、よ~く分かっているあいん。
シッポが千切れんばかりに振ってはいるけれど、間が空くと直ぐに出口に行こうとする。
そんなあいんは、先生に連れられ検査開始。
待合室で待機している保護者と、黒1号、茶色2号のところまで、あいんのシッポが“バタン!バタン!”と床や壁を叩く音が聞こえてくる。
“相変わらず、愛想だけは良いみたいだね(笑)”
続いて、1F処置室から2Fへ。(たぶんレントゲン)
待合室の横のガラスになった通路を通過するあいん。
通過の時、保護者のいる待合室へ戻ろうとするあいん。
かわいい子である。(^^♪
しばらくして、あいんちゃんの検査が終わり、戻って来たが…
2Fエレベーターから、待合室までの距離、2~3M。
その間、大喜びで、シッポブンブン、お尻までフリフリして戻るあいんだったけど、右側後ろ脚を引きずっている事を見逃さなかった。 < どうしたのかな…
続いて、びっけ。
待合室で待っている時は、盛んに、あいんが連れて行かれた方を気にしていた。
“ひょっとして、おねえちゃんだけ、良い事、良い所に入れているんじゃない?” とでも、思っていた様子。
保護者が手洗いなどで離れるだけで、“置いていくな~!”と、鳴いていたくせに、おねえちゃんが行ったところへ自分から行ける分には、文句はないようで、スンナリ進んで、先生と共に診察室へ。
1Fが終わり、ガラスの通路を通過。
あいんは、ちゃんと保護者の方へ戻ろうとしていたけど、びっけはと言うと、見向きもせずに自ら先頭を切って通り過ぎて行った。 < オイオイ、置いて行かれる時と随分と態度が違うんじゃない(苦笑
びっけの2Fでの検査が終わり、最後は、ミー子の番。
ミー子も物見高いところがあり、先生に連れられて行っても、“何?何?おいしいものでも出るんですかぁ~(^_^)v”みたいな感じでスイスイとついて行く。
ミー子の1Fの検査が終わり、ガラスの通路を通る。
さて、ミー子のリアクションは…
これまた、びっけほど、先頭を切ってはいないものの、極々自然に先生の横を歩いて通過。 < ちょっとくらい待合室の方でも見ろよな…。
と、こんな感じでThree RETRIEVERsの検査が行われたのでした。
あいんが右後ろ脚を痛がっているので、“どうしたのかな…”と、心配しながら、検査結果が出るのを待つ。
待つ事、数十分?
やっと検査結果の説明となりました。
あいん:
●体重:26.85kg
●骨格
首:問題なし
脊髄(背骨部分):1か所、椎間板のダメージ
(脊髄下側(お腹側)にブリッジが形成され始めてしまっている)
脊髄(腰部分):1か所のダメージ
股関節:かなり重度の形成不全、それに伴う関節炎
四肢(前):肘関節炎(左右)、(後)問題なし
全体の評価:股関節以外は、年齢10歳の割には、軽度のダメージ。間接の緩みなどもなく、ゴールデンレトリーバー犬種を考えると、良い方と言えるらしい。
●内蔵:問題なし
全体の評価:高年齢犬に多い心臓肥大もなく、臓器そのものは良好らしい。
●血液検査
22項目:問題なし
●その他
両目の初期白内障
(検査後、後ろ右足を引きずっているのは、レントゲンの為、股関節を広げた事により、痛みが出ているらしい)
ミミ:
●体重:26.20kg
●骨格
首:問題なし
脊髄(背骨部分):4か所、椎間板のダメージ
股関節:軽度の形成不全
全体の評価:背骨のダメージ以外は、8歳の年齢相応らしい。
●内蔵
心臓:肥大(左心房)
腎臓:心臓肥大による影響ダメージ
全体の評価:心臓は雑音がなく、軽度(現在のところ、処置の必要性はなし)
●血液検査
22項目:問題なし
びっけ:
●体重:21.6kg
●骨格
問題なし
全体の評価:フラットの犬種特有の股関節、膝、関節の緩みなどもなく、非常に良い状態
●内蔵
心臓:左心房、弁異常による肥大
腎臓:奇形(通常の半分の大きさ)
全体の評価:腎臓は、遺伝などの可能性もあり、大きさは半分であるが、機能はしているので、現在のところ処置の必要性はなし。
心臓は、雑音を発しているので、永続的処置の必要性あり。
(バソトップ薬 服用)
●血液検査
22項目:問題なし
これが、Three RETRIEVERsのペットドッグの結果でした。
(10時30分終了)
検査が終わり、結果に対して、かなりの衝撃を受けた保護者。
一番は、やはいびっけの心臓。
予想もしていなかった心臓の左心房弁の障害
フラット犬種なので、内蔵などの機能低下くらいまでは覚悟はしていたけど…
心臓の機能障害があるとは…
朝、調子が落ちる原因のひとつとして、この心臓機能障害が考えられ、朝は苦手でおとなしかったのかもしれない。
あいんの股関節にもかなりの衝撃を受けた。
元々、股関節は、あまり良くないと分っていたし、加齢でもあるので、関節や股関節は、多少なりともダメージはあると覚悟はしていた。
なので、肘の関節炎などの結果には、驚かなかった。
しかし、思っていた以上に股関節は、悪く、今まで症状、痛みが出なかった方がラッキーと言えるようだ。
それと、予想外の診察結果には、あいんとミミの脊髄のダメージ。
関節炎などは、加齢でもあるので、覚悟はしていたものの、脊髄へのダメージは、まったくの予想外であった。
保護者自身も、過去に、椎間板ヘルニアで、1年間、寝たきりの生活を送り、手術をして、日常生活を取り戻した経緯がある。
そのな経験が、あいんやミミの脊髄のダメージが悪化した場合、どうなるか、がよく分かり、非常にショックを受けたのである。
1年から半年前くらいから、あいんの背骨が浮き出てきている事は気が付いていた。
当時、獣医さんにも相談をしたが、症状も見当たらないので、加齢のせいで、背骨が浮き出ているのでは? との意見。
今回も背骨が浮き出ている事に対しては、同じような見解もあったが、レントゲンでダメージを確認し、背骨が曲がり始めている事などの影響で浮き出ている可能性の意見もあった。
一番、股関節が弱いと思っていたミミが意外にも、あいんより軽度の結果が出た事とびっけの骨格が、非常に良い事、これが、今回の検査で、唯一、朗報と言えるのかもしれない。
この数カ月、急にあいんの足腰の衰えを感じさせる時がある。
特に段差を上る時に、ためらいを感じさせる。
年と共に衰えは、しょうがない事ではあるが…
そんなあいんを見ていると、寂しい気持ちが溢れてきてしまう…
あいんもミミもびっけも一生懸命に生きている。
保護者がしっかりしなくては…
“いつまでも、いつまでも、みんな一緒に歩いて行こう…”
私たちは ワンとの共生を手に入れた時 同時に将来 必ず来る「避けて通れない別れ」も手に入れます。
その覚悟がないまま 楽しい嬉しい生活を送り 年月が それを思い知らせてくれます。
いつまでも いつまでも一緒に歩いていこう・・そう書いてるだけで涙がぼろぼろこぼれます。
充分なことも 出来てないのに 別れを思うと いつもぼろぼろ・・です。
こんなこっちゃぁ いかん!とは思うんですが。。
えらいシンミリですんません。
明るく楽しく Go! Go! ですよね。一緒にいるだけでシアワセなんですから・・。(また ぼろぼろ・・。)
いつかは来るお別れは、分ってはいるつもりなんだけど、なかなかね…(苦笑
今まで9頭だったかな、一緒に過ごしてきました。
(あいんたちを入れて)
夢の橋を渡って行った子たちは、みんな、かな~りの長生きをしてくれたので、受け入れやすかったのかもしれませんね。
中には、余命数か月と言われながら、何年も生き続けた子もいたし…
時間をくれました。
ありがたい事でしたね
と、シミジミモードをしてても、何もならないので、元気出して行きまっせ! (^_^)v