まだたった2回目なのに…
めちゃくちゃ昔に感じるあすたの温もり
そんな2回目の月命日
形見に、少しだけ毛をもらっていた。
ドリームキャッチャーの飾りになって見守ってくれている。
右側があすた
左側があいん
あいんのはもう12年以上も前になるものだ。
びっけの時、忘れていなかった。
尻尾の飾り毛をどうするか…
ゴールデンのように、少しだけカットしても分からない。になりそうになかった。
火葬するからと言っても、カットして、みっともなくなっても可愛そう。
そんな思いもあってのか、
びっけの時は残す事はしなかった。
そして、その時に、あすたも残さなくていいかな。
そう思っていたのだが…
そっと触ると、少しだけあすたを感じられる。
こっちは触れるように、毛だけにしてまとめた。
夜
寝る時
夢ではない
ウトウトとしながら変な思いが頭に中を駆け巡った。
夢のように。
それは、
ジャンレノとか出ている素潜りの映画グランブルー(「レノン」の監督)の最後の場面、
主人公が、海底深くにもぐり、家族のように愛しているイルカたちが迎えに来て一緒に海の中に消えて行く。
そんなラストシーンだったと思う。(うろ覚え)
何のキッカケもなく、
急に、昔に見たそのシーンを思い出したような出さないような…
そのシーンと同じように
海の中ではないが、
この今の状態
たぶんベッドで寝ている今の状態のままなのだが、頭の中は、起きて空の上。
訳が分からない。
映画のイルカたちに誘われてロープから離れるシーンのような不思議な空間に似ている。
その空間には、あいん、びっけ、そして、あすたがいる。
みんないる。
はっきりと顔は見えない。
夢でありがちな姿。
顔とかはっきりと分からないが、あいんとびっけとあすたに間違いはない。
このまま私を連れてってと願った。
このまま現世では寝ている私をそのままあなたたちの世界に連れてって。
そう思った。
そして、
朝、いつも通りにベッドで目覚めれば、連れてってはもらえず
ベッドで目覚めなければ、
あの不思議な空間から、あいんやびっけ、あすたたちがいる場所に行ける。
一緒にいられる。
訳の分からない、不思議の空間の中にいても
頭の中で、この事だけは、はっきりとしっかりと分かった。
夜が明ける前、目覚めた
いつものベッドの中で。
当たり前であるが…
今、守る子もなく、お世話をする事もない。
まったくのひとりである。
だから、自由にできる。
今ならば…
そう思った2回目の月命日だった。
あいんもびっけもあすたも
みんな大好き!
愛してます。
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