Dear ein #5

親愛なるあいんへ
　
　
　
今日は、こちらは雨が降っています。

やっぱり、雨の日のお散歩は嫌なもんだね。
　
雨の日のあなたは、
　　“顔が濡れるのが嫌なんですが…　(#^.^#)”
そんな感じにしていたんだよね。
でもね、
そんなわがままを言っていたあなただけど、
雨の日は、雨の日なりに、あなたの思い出がいっぱいあります。
　
小さい頃は、雨なんかお構いなしで駆け回り、
泥だらけになって、一日に何回もシャンプーをした事もあったね。
覚えてますか？　（微笑
　
最近のあなたは、レインコート着たりして、準備に沢山の時間をかけ、
散歩にかかった時間の方が短かったりしてましたね。
せっかく準備してお散歩に出たのにね…（苦笑
でもね、
そんなあなただったけど、
やっぱり、あーちゃんは、愛しくて、偉いなって思えるのよね。
お洋服を着る時もそうだけど、レインコートを着る前、
“本当は、そんなの着なくていいのにな…”
そんな顔をする時があったね。
ミー子もびーも同じ顔をするから、それはそれでしょうがないのかもしれませんね。
でもね、
あなたたちが濡れたり、寒くないようにとか、汚れたりしないように着せていたんだからね。
　
着終われば、あなたたちは、文句も言わすにちゃんとしてたね。
お洋服やレインコートを手にして着せようとする時、呼ばれても知らん顔をせずに、
ちゃんと来て、そして、自ら手を通したりしてましたね。
散歩に出れば、
お天気に関係なしに、直ぐにシーシーをして、その後に、直ぐにウンウンもしてくれて、本当に手間がかからない偉い子でしたよ。
だから、
トイレ待ちの時間がなく、雨の日の散歩は、準備の方が長かったりしてたんだよね。
雨に濡れた後のあなたは、とっても、とっても愛しい行動をしてましたね。
タオルを持つと呼ばなくても、
　　“濡れちゃったから拭いてネ♪”
そんな感じに、自らそばに来て、甘えるように、そして、気持ち良さそうに拭かれてましたね。
完全に拭き終わる前に止めると、タオルを噛んで引っ張って、
“もっと、もっと、してネ”
そんな感じでしたね。
だから、
“そっか、そっか、濡れているの嫌なんだよね。”
“もっと、もっと、拭き拭きしましょうね”
　　とっても愛しかったです。
　
今は、
タオルを持っても、ニコニコしながら寄り添うあなたはいません。
とっても、とっても寂しいです。

　
それじゃ、
あいん、
またね。