前振りがすげぇー長かったけど、
本題に突入いたしましょう。
◆乳腺腫瘍◆
●原因:
はっきりとせず、詳細不明とされているらしいが、ホルモンバランス、ホルモン依存性などと関係があるらしい。(発症率参照)
●症状:
乳腺にシコリが出来る。
乳首の真下、乳首以外(腹部、胸部)などの乳腺上。
痛みは、ないらしい。
●発症率:
(原因がはっきりとしていないので、統計データによるもの)
初回発情(ヒート)前に避妊を行うと1%以下(0.05%)
2回目発情(ヒート)前(1回目以降~2回目前)に避妊を行うと8%
2回目発情(ヒート)後に避妊を行うと26%
(遅い時期に避妊を行っても悪性腫瘍に対するリスクは低減しない)
(良性腫瘍に対するリスクは低減する)
早いと6歳くらいから発症し、8歳過ぎから多く発症しているよう。
年齢を重ねる事に発症率はあがる。
乳腺腫瘍は、“50、50、50% ルール” と言われるらしく、
犬の腫瘍(ガン)の50%が、乳腺腫瘍。
乳腺腫瘍の50%が、悪性、残り50%が良性。
悪性の内、50%が、初期の小さな状態でも血液やリンパに乗って、他への転移性が高く、肺や脳、リンパや他の臓器に転移し、残りの50%が、初期段階では転移性が低く転移しずらい。
これが、乳腺腫瘍の50%ルール、セオリーと言われている事のようだ。
●進行度:
1~4に分類される。
第1期:大きさが三センチ以内、ほかの部位に転移していない初期状態。
第2期、第3期:他に転移が見られ、大きさが大きいものがあったり、数が多いなど。
第4期:全身や各部位に「がん症状」が現れた末期症状(最終段階)
●処置(治療):
腫瘍組織の外科的な切除手術のほか、放射線治療、抗がん剤治療、免疫療法など。
(一般的には、外科的手術)
第1期の場合、腫瘍のある乳腺組織、その周辺組織、リンパ組織などを確実に切除し、症状に合わせて、周辺組織への放射線治療、抗がん剤などをおこなえば、さらに根治率が高い。
第2期以降、根治するのはむずかしいが、第1期同様に処置をし、QOLの確保を目指す。
●その他
乳腺腫症は、必ず病理検査へ
サンプル採取などの場合、運悪く、悪性部分を採取出来ない場合もある。
また、大きさに関係なく、悪性は存在するらしい。
全ての腫瘍を切除し、病理検査で調べる事がベストと言えるよう…。
内蔵などに転移した場合、一定の大きさにならないと、レントゲンなどでは確認ができない場合があるので、注意が必要。
以上
って、事らしい。
今回のびぃちゃんが乳腺腫瘍になったのは…
避妊を愚図った保護者の責任と強く感じています。
初ヒート前に避妊をしていた場合の発症率が1%以下。
どう考えても、事前に予防が出来た事なのに…。
知識の乏しさが、悔やまれる… (T_T)
お気持ちお察しします。
私もindyの去勢をしてませんでした。去勢反対派ではないです。
むしろ去勢で予防できる事を知っていたら、去勢していたと思います。
11歳のときに睾丸の左右の大きさに変化があり、そこではじめて知りすぐ去勢を。
しかし遅かったため12歳にて肛門周囲腺腫(良性)ができ手術。(未去勢の子がなるらしい。)
その後、再発もなしで問題はなかったですが。
私の勉強不足です。高齢の手術でindyに悪いことしました。
びっけちゃんきっとがんばってくれます。わんこはかしこいです。
自分のために手術が必要ってこと理解してくれてると思います。
27日、元気玉を送ります!
indyにあいんちゃんに見守ってもらうように伝言頼みました。
indyママさん
indyちゃんも男の子特有の病気になっちゃったんですね。
睾丸の場合は、結果的に去勢と同じかなって考えちゃうけど、肛門周囲腺腫になると、“していれば…” ってなっちゃいますね。
まさに、今の私状態(T_T)
これらって、年寄りになってから出てくるところが、これまた悲しいって感じです。
びっけは、毎日、やけに元気にしてますよ^_^;
やっと、あーちゃんが居なくなった環境に慣れ始めたって感じで、以前に増してパワーアップ中(ーー;)
この暴走! だれか止めてくれよー! って勢いです(苦笑
この元気、今、無駄に使わず、月末にとっておいてくださいませ って感じです(^_^メ)
初めまして。体験を発信してくださってありがとうございます。
私も犬の避妊のことを考えていて、乳腺腫瘍の発生率0.5%(0.05%となってることも)、8%、26%というデータをネットでよく見ました。
でも、Schneiderの研究データを使ってるとしたら、それは単純な発生率ではなくて、未避妊犬での発生率を100%とした場合の相対的な数値だとわかりました。
たとえば未避妊犬の20%に発生するなら、2回目のヒート後に避妊するとその26%だから5.2%、未避妊犬の2%に発生するなら0.52%。未避妊犬での発生率のデータはすごく幅があるので、26%が実際どのくらいなのかわからなくて迷います。。。
なぜか動物病院のHPでも単に発生率となっている所が多いですね。確かに論文のサマリーだけ読むと誤解しそうです。
今後のご参考までお知らせしようと思いました。もう随分たってしまいましたが、無事に回復して本当によかったですね。
gonta さん
こんにちは。
あまり数字の事は詳しくないので…(汗
単純に、ひとつの判断の参考程度での覚書としました。
それに、確率が低くても、なってしまう子は、なってしまうし、逆に、確率が高くても、ならない子はならないし…。
神様だけが知っているところなんでしょうか。(^^ゞ
今は、手術して、体質は変わってしまったような感じがしますが、元通り、いや、それ以上に、元気にしているので、それはそれでよかったと思ってます。
フラット12歳!
まだまだがんばります。(^_-)-☆