今後、あいんの悪性リンパ腫について、ブログに書くか、書かないかも悩んだ。
自分自身も今後の治療時に、過去の経過などが必要になる事もあろうかと思う。
公開する事で同じ病で闘う子たちの参考になるかもしれない。
ならば、公開をして行く事にした。
今日で術後10日目となる。
傷口周辺は、まだ腫れているが、順調そうに見える。
術後1週間の抗生物質などの薬も、腫れがある事を考慮して、もう1週間続ける事になり、抜糸は、術後2週間後の今週末となる。(23日 日曜日の予定)
昨日、本院にて、今後のケアの方向性を相談。
候補にあがった治療方法は、
1)フルサイクル(6か月)の抗がん剤治療
2)初期だけ抗がん剤を使用し、後は、サプリなどで自己免疫力の向上をさせ、ガン細胞を抑え込み、症状の変化時に抗がん剤などの対処療法
3)抗がん剤なし
病状、固体差、年齢…
どれがベストなのかは、分らないし、全て一長一短である。
フルサイクル抗がん剤投与:
年齢の考慮、先生の過去の経験でも、フルサイクルを乗り越えられないケースも多々ある。
乗り切ったとしても、寛解状態であり、完治には至らない。
初期抗がん剤投与:
触診では、病状がない状態だが、内蔵に進行している可能性もある(発見場所が脾臓なので、可能性は高い)ので、初期段階で投与しガンを叩き、その後、自己免疫力でガン細胞を抑え込み、病状の変化に合わせて対処療法
年齢と固体差(副作用など)を考慮して抗がん剤は使用せず、対処する。
あいんの脾臓腫瘍は、線維肉腫のガンであったが、採取した組織に、悪性リンパ腫も見つかっている。
悪性リンパ腫には、色々な型があり、病理検査の結果では、多中心型の見解が濃厚。
ガンの度合いを表すステージ(1~5ある)の判断も難しいようだ。
ポジティブに捉えれば、
触診ではシコリなどの症状が確認できない事などで、ステージは、初期ともとれる。
逆に、肝臓、脾臓に悪性リンパ腫が発見された場合、他の症状がない場合でも、ステージは4と判断される獣医師も多い。
(ステージ3を超えると厄介となる)
勝手な解釈をすれば、
あいんの悪性リンパ腫は、ステージ4、肝臓、脾臓にまで転移するくらいの病状ではあるが、リンパ節にできるガン細胞のシコリは、日頃の抗がん作用のあるサプリなどによって抑えれていたのかも知れない。
このような要因で、ステージを見極めるのは、難しいようだ。
(ステージがはっきりした所で、何もならないので、都合良くステージを捉える事にした)
今後の治療方針は、
内部に潜んでいる可能性があるガン細胞をやっつけるため、初期抗がん剤投与(1~2回)をし、自己免疫力向上を目指す方法を選択するつもりでいる。
術後、退院してきた時、食欲不振で、嘔吐?したくて苦しんでいるあいんを見ている。
とても辛く、どうにかしてあげたかったが、何もしてあげられなかった。
もしも病状が悪化し、体力が消耗している時に、いきなり抗がん剤を投与して、副作用などを受けた時、苦しみ力尽きてしまわないように、体力のある内に、あいんが抗がん剤に対して、どのような反応を示すか?を知る必要もあると思うので、初期抗がん剤の選択したのだった。
あいんは、耳血種、子宮蓄膿症などを患った事がある。
耳血種も手術をしても、良い結果が得られなかった時もあるが、最後には、ちゃんと乗り越えてくれたのである。
子宮蓄膿症の時も数日前の検査では、蓄膿症ではない。と診断されていたが、実際は蓄膿症であり、危ない事があった。
しかし、蓄膿症も乗り越えてくれた。
今回、たまたま散歩友達に近くに良い病院の分院ができた事を教えてもらい、そこで、ドッグドック(人間ドックの犬版)を知り、受診。
一度は、ドッグドックの結果は、“良好、問題なし”と判断されたが、別件で通院し、再確認をしてもらった結果、脾臓の異常が発見された。
そして、脾臓にできた線維肉腫のガンを摘出した事で、悪性リンパ腫が発見された。
現状、外部からは分らない悪性リンパ腫。
“たまたま”分院を知り、“たまたま”ドッグドックを受け、幾度と見逃されそうになってきた悪性リンパ腫を見つける事ができた事。
現状、外部からは見つける事ができない悪性リンパ腫を、それを見つけ出せた事。
あいんには、“乗り越えられる”何かを持っているに違いないと信じるのだった。
術後、元気に回復中のあいん
体重:26.2kg 食欲:良好(水を多飲) 便:若干柔らかい 体調:良好
ゴールデン レトリーバー メス 11歳2ヶ月 あいん
アインちゃん
多中心型だったのですね
我が家も多中心型で既にステージ5でした
このタイプは抗癌剤の効き目も
かなり確立されていて
情報も沢山見つけられると思います
癌になった我が子と共に闘う親のサイトがあります、ここで色々な情報や治療について私は随分助けられました。「ガン友のML」も
ありますので時間がある時にでも
行って見てください。
https://www5a.biglobe.ne.jp/~wantail/cancer/cancer.html
(シビアな話にもなりますので
認証制なのですが)
諦めませんよぉ~絶対に。
この子達の笑顔と一日でも沢山過ごす為にもですよねッ(^-^)
いつもROMしていてすみません。今回の件、ご心痛お察しいたします。私も、あいんちゃんの元気な姿を長く長く見たいと願っています。負けないでね~
※ご存知だったらすみません。
人間のガン治療には、最近、その人に合った抗がん剤治療を選択するオーダーメイド治療といわれる個別化治療が試みられているそうです。この治療は、抗がん剤治療を行う前に、抗がん剤感受性試験とがんの遺伝子検査を行うのだそうです。
抗がん剤感受性試験とは、手術で摘出した生きたがん細胞にかけて効果のあった抗がん剤を治療に使おうというものなのだそうです。
がんの遺伝子検査は、イレッサという抗がん剤が遺伝子に異常がある場合に効果が期待できるところから、治療の目安にするものなのだそうです。
動物病院でも、このようなオーダーメイド治療が進んでいるのでしょうか?どうなんでしょう?
あいんちゃんの場合、毎日、元気で楽しく過ごしていたら、がんも自然と消えてなくなるのでは?と期待しています。ガンバレ!あいんちゃん!
テンまま さん:
サイト、ありがとう。
早速見ました。
最近、目が異常に痛くて、じっくりと画面を見る事ができず…
がんばって読んでおります。
病理学的に、悪性リンパ腫の寛解期は、中央値12ヶ月、2年生存率は25%の壁となっていますが、ぶち破って見せます。
見ててくださいよ(^^♪
このこの さん:
ありがとうございます
色々と教えていただけると、本当、励みになり助かります。
似た感じの事は知っていましたが、色々な角度や方向から情報をいただけると、また違った物を得られるので、とってもうれしいです。