去年の春。
いつもの散歩コースの広場の大きな木の下に、
白と黒の子猫がいた。
その側には、母猫の三毛がいる。
白には、しろ子。
黒には、くろ子と呼び名をつけて呼んでいた。
しろ子とくろ子、共に小さく、これから来る夏を乗り切れるのかな…
三毛猫の母猫おかあちゃん、(以降おかあちゃんと呼ぶ)も小さい子で、
その子たちは、もっと小さい。
子猫がなれて捕まれば、飼いネコの道を。
保護者2号や他の犬飼いの人も同じように考えていたのだが、
おかあちゃんの威嚇も凄く見守りが続く。
本当は、いけない事なんだけど、
育ちの悪い、小さな2匹を見ていると、
持っている犬のおやつを木の下に置いたりする人も。
そして、
子猫は、元気に夏を乗り越え、じゃれ合ったりし、成長を続ける。
秋から冬にかけ、
いつもの散歩コースの前に住む保護者のテラスに遊びに来るようになるくろ子。
どうやら、くろ子は、オスで、人慣れしそうなタイプで、直ぐに逃げたり、シャーシャーと言わない。
しろ子は、メスのようで、おかあちゃんについてばかり、
そして、臆病なところもあり、ニャーを言ったり、シャーシャー言ったりと、とてもおしゃべり。
くろ子が、テラスの小さな椅子の上で日向ぼっこをするようになり、
おかあちゃんが、見に来たり、それに付いて、しろ子も来たり。
木の下に置かれてたおやつなどは、悪天候や、他の子の餌、タヌキの餌になってしまっていたので、
止めていたが、
いつしか、見かけた時からテラスでも。
そして、
このままココの子に、と思い、
あすたやすぅたちともガラス越しに対面させて馴れさせたり、
近所の方が、野良ネコ3匹を馴らして、最後には飼い猫にした方にも意見をもらい、
くろ子としろ子を馴らして、触れるようになる。 から、徐々に距離を縮める作戦をする事に。
ちなみに、おかあちゃん、くろ子、しろ子は、近所の方の家でもおねだりをしていたようです。(微笑
年末ごろから、くろ子より、しろ子の方がテラスの椅子の上にいる事が多くなる。
ガラス越し1メートルもみたない距離。
中は、暖かいのに…
入れてあげたいが、入らない。
椅子にフリースを敷いたりくらいしからできず…。
この頃になると、しろ子の警戒心は、少し緩み、
そっとガラス戸を開ければ人がテラスに出ることもできた。(1Mくらいまで近づける)
お腹が空くと、室内に向かって、ニャーニャー言って催促をし、
そんな時は、手からおやつを取る事もできる距離までになり、あと一歩まで近づく。
年が明けると、
ほぼ毎晩、しろ子がテラスの椅子で寝泊まりをしているようになり、
テラスの横の物置の屋根で過ごしたり、どう見ても、ココの飼いネコのように。
しかし、手で撫でる事は、まだできない。
1月14日の成人式から、くろ子が来なくなる。
同じように気にかけていた方にも話を聞くが、成人式以降、ぱったり見なくなった。
生後8か月~9か月くらいのオス、母猫から、威嚇されての巣立ちの時期。
事故とかでなく、巣立ちか、どこかの家猫になれていたらな… と思う。
(くろ子は、しろ子より、人懐っこいところがあった。)
春が来た。(今年)
テラスに完全に住んでいるしろ子。
一日に数回、おかあちゃんも餌チェックで来ているよう。
しろ子たちが来るようになってから、あすたやすぅたちの出入りのためにある、
テラスが使えずでいる。
雨の日は、特にテラスが使えないと、体も拭けないのだが、
雨の中、追い出してもと思うと、テラスを使う事ができず…。
正にテラスを占拠されている(爆)のであった。
良い陽気になると、
どうやら繁殖期も近づいているようで、
見かけないオス猫を数匹、見かけるようになる。
おかあちゃんか、それともしろ子か、両者かを狙っているのか…。
元々、体の小さいしろ子。
まだまだ体ができていないのでは?
そう思いつつも、できるだけ、人の気配、犬の気配を出して、
近づけないように努力をするが、野良のルールには、関係ないのであった。
この頃、獣医さんや近所の猫の人に、
「かかりそう、どうしましょうか、(野良)増えるのはね…」と相談をしてました。
直ぐに始まる、工事が始まれば、他所に行くので、環境、住処が変われば…。などで、結論出ず。
6月10日から1か月間、ココの外装工事が始まる。
工事の前日くらいから、予定を知っていました。
そんな風に、姿を消したしろ子。
工事期間中も、水などは、置いてたので、たまに来て、
飲んだりして帰って行っていた、おかあちゃんとしろ子。
そして、工事が終わる前日。
これまた、予定を知っています。と言わんばかりのタイミングで、戻って来る。
おかあちゃんとしろ子、
そして、子猫を連れて…。
おかあちゃんの子? だと思うんだけど、
しろ子の子かも知れない。
とにかく、1匹の子猫が現れるのでありました。
しろ子、室内に向かって、
ニャーニャー言って、来てますよ! ごはんくださいよ!
そんな姿。
続く
※ 野良ちゃんに対して、色々な意見があると思います。
この記事と異なるご意見もあるかと思います。
その際は、読み捨てていただき、ご気分を害されました方には、お詫びいたします。
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