今まで、びっけのお目目の腫瘍のために与えていたハーブの投与期間が終わったので、次のステップのハーブに進む事になった。
次に与えるハーブは、既に調べが終わっているので、それはそれでOKなんだけど、ミー子用のハーブや、他に利用価値の高そうな種類をお勉強。
あいん10歳
ミミ8歳
びっけ5歳
びっけ以外は、シニアちゃん。
いつまでも健康で長生きをして欲しい!
そんな訳で、人間ドックのわんこ版
ドッグドッグ?の受診を考えている今日この頃。
一番若いびっけは、まだシニアじゃないけど、フラットコーテッド レトリーバー だから、これまた受診した方がよさそう。
なんてったって、3種レトリーバーの中で一番の短命な犬種だからね。
病院は、最近新しくできた最新設備?がある(らしい)ところ。
希望者には、手術の見学もできて、ジェットバスに、水中ウォーキングマシーンも導入されているらしい。
よくは知らないけど、ICU完備。 <ICUってなんじゃ? …(^_^;)
股関節の診断もUSAペンシルバニア大学股関節診断(PennHIP)認定医が在籍しているらしい。
そこに行って見ようと思う。
田舎者のあいんたち。
そんな近代病院に行ったら、どんな反応をするのかな…
びっけの食欲不振とゲロゲロ事件もあって、急遽、ペットドッグ(人間ドックのペット版)を受けてきた。
夕方の散歩を早目に済ませ、そのまま病院へ。
新しくできたばかりの病院だけあって、建物は、めちゃ奇麗。
おまけに、患者さんの待ちもなく、6時30分?受付して、直ぐにペットドッグ開始。
まずは、あいんから。
お出かけ大好き、人も大好きなあいん。
だけど、耳血腫や子宮蓄膿症で、病院は、“ちょっと痛いかも”と、よ~く分かっているあいん。
シッポが千切れんばかりに振ってはいるけれど、間が空くと直ぐに出口に行こうとする。
そんなあいんは、先生に連れられ検査開始。
待合室で待機している保護者と、黒1号、茶色2号のところまで、あいんのシッポが“バタン!バタン!”と床や壁を叩く音が聞こえてくる。
“相変わらず、愛想だけは良いみたいだね(笑)”
続いて、1F処置室から2Fへ。(たぶんレントゲン)
待合室の横のガラスになった通路を通過するあいん。
通過の時、保護者のいる待合室へ戻ろうとするあいん。
かわいい子である。(^^♪
しばらくして、あいんちゃんの検査が終わり、戻って来たが…
2Fエレベーターから、待合室までの距離、2~3M。
その間、大喜びで、シッポブンブン、お尻までフリフリして戻るあいんだったけど、右側後ろ脚を引きずっている事を見逃さなかった。 < どうしたのかな…
続いて、びっけ。
待合室で待っている時は、盛んに、あいんが連れて行かれた方を気にしていた。
“ひょっとして、おねえちゃんだけ、良い事、良い所に入れているんじゃない?” とでも、思っていた様子。
保護者が手洗いなどで離れるだけで、“置いていくな~!”と、鳴いていたくせに、おねえちゃんが行ったところへ自分から行ける分には、文句はないようで、スンナリ進んで、先生と共に診察室へ。
1Fが終わり、ガラスの通路を通過。
あいんは、ちゃんと保護者の方へ戻ろうとしていたけど、びっけはと言うと、見向きもせずに自ら先頭を切って通り過ぎて行った。 < オイオイ、置いて行かれる時と随分と態度が違うんじゃない(苦笑
びっけの2Fでの検査が終わり、最後は、ミー子の番。
ミー子も物見高いところがあり、先生に連れられて行っても、“何?何?おいしいものでも出るんですかぁ~(^_^)v”みたいな感じでスイスイとついて行く。
ミー子の1Fの検査が終わり、ガラスの通路を通る。
さて、ミー子のリアクションは…
これまた、びっけほど、先頭を切ってはいないものの、極々自然に先生の横を歩いて通過。 < ちょっとくらい待合室の方でも見ろよな…。
と、こんな感じでThree RETRIEVERsの検査が行われたのでした。
あいんが右後ろ脚を痛がっているので、“どうしたのかな…”と、心配しながら、検査結果が出るのを待つ。
待つ事、数十分?
やっと検査結果の説明となりました。
あいん:
●体重:26.85kg
●骨格
首:問題なし
脊髄(背骨部分):1か所、椎間板のダメージ
(脊髄下側(お腹側)にブリッジが形成され始めてしまっている)
脊髄(腰部分):1か所のダメージ
股関節:かなり重度の形成不全、それに伴う関節炎
四肢(前):肘関節炎(左右)、(後)問題なし
全体の評価:股関節以外は、年齢10歳の割には、軽度のダメージ。間接の緩みなどもなく、ゴールデンレトリーバー犬種を考えると、良い方と言えるらしい。
●内蔵:問題なし
全体の評価:高年齢犬に多い心臓肥大もなく、臓器そのものは良好らしい。
●血液検査
22項目:問題なし
●その他
両目の初期白内障
(検査後、後ろ右足を引きずっているのは、レントゲンの為、股関節を広げた事により、痛みが出ているらしい)
ミミ:
●体重:26.20kg
●骨格
首:問題なし
脊髄(背骨部分):4か所、椎間板のダメージ
股関節:軽度の形成不全
全体の評価:背骨のダメージ以外は、8歳の年齢相応らしい。
●内蔵
心臓:肥大(左心房)
腎臓:心臓肥大による影響ダメージ
全体の評価:心臓は雑音がなく、軽度(現在のところ、処置の必要性はなし)
●血液検査
22項目:問題なし
びっけ:
●体重:21.6kg
●骨格
問題なし
全体の評価:フラットの犬種特有の股関節、膝、関節の緩みなどもなく、非常に良い状態
●内蔵
心臓:左心房、弁異常による肥大
腎臓:奇形(通常の半分の大きさ)
全体の評価:腎臓は、遺伝などの可能性もあり、大きさは半分であるが、機能はしているので、現在のところ処置の必要性はなし。
心臓は、雑音を発しているので、永続的処置の必要性あり。
(バソトップ薬 服用)
●血液検査
22項目:問題なし
これが、Three RETRIEVERsのペットドッグの結果でした。
(10時30分終了)
検査が終わり、結果に対して、かなりの衝撃を受けた保護者。
一番は、やはいびっけの心臓。
予想もしていなかった心臓の左心房弁の障害
フラット犬種なので、内蔵などの機能低下くらいまでは覚悟はしていたけど…
心臓の機能障害があるとは…
朝、調子が落ちる原因のひとつとして、この心臓機能障害が考えられ、朝は苦手でおとなしかったのかもしれない。
あいんの股関節にもかなりの衝撃を受けた。
元々、股関節は、あまり良くないと分っていたし、加齢でもあるので、関節や股関節は、多少なりともダメージはあると覚悟はしていた。
なので、肘の関節炎などの結果には、驚かなかった。
しかし、思っていた以上に股関節は、悪く、今まで症状、痛みが出なかった方がラッキーと言えるようだ。
それと、予想外の診察結果には、あいんとミミの脊髄のダメージ。
関節炎などは、加齢でもあるので、覚悟はしていたものの、脊髄へのダメージは、まったくの予想外であった。
保護者自身も、過去に、椎間板ヘルニアで、1年間、寝たきりの生活を送り、手術をして、日常生活を取り戻した経緯がある。
そのな経験が、あいんやミミの脊髄のダメージが悪化した場合、どうなるか、がよく分かり、非常にショックを受けたのである。
1年から半年前くらいから、あいんの背骨が浮き出てきている事は気が付いていた。
当時、獣医さんにも相談をしたが、症状も見当たらないので、加齢のせいで、背骨が浮き出ているのでは? との意見。
今回も背骨が浮き出ている事に対しては、同じような見解もあったが、レントゲンでダメージを確認し、背骨が曲がり始めている事などの影響で浮き出ている可能性の意見もあった。
一番、股関節が弱いと思っていたミミが意外にも、あいんより軽度の結果が出た事とびっけの骨格が、非常に良い事、これが、今回の検査で、唯一、朗報と言えるのかもしれない。
この数カ月、急にあいんの足腰の衰えを感じさせる時がある。
特に段差を上る時に、ためらいを感じさせる。
年と共に衰えは、しょうがない事ではあるが…
そんなあいんを見ていると、寂しい気持ちが溢れてきてしまう…
あいんもミミもびっけも一生懸命に生きている。
保護者がしっかりしなくては…
“いつまでも、いつまでも、みんな一緒に歩いて行こう…”
覚書
ペットドッグで出たびっけの心臓疾患について、ちょこっと調べてみた。
症状:
初期は無症状。
↓
進行に伴い運動、興奮時に咳。
↓
重度になると、安静時にも咳。
夜間の咳などで眠れない。そのまま死亡する事も多い。
弁が完全に閉じないので心室から心房へ血流が逆流し、全身へ行く血流量が低下し、左心房の圧力が高くなる。
肺から心室へ流れる血管(肺静脈)の圧力が上昇し、圧力の増した血管から液体が肺胞へと漏れていく。
肺水腫をおこし、咳が出る。
肺水腫がひどくなると肺が水浸しになり呼吸困難。
舌の色が紫や白く変わると危険サイン要注意。
原因:
左心房と左心室の間にある弁(僧坊弁)がきっちり閉じない。
(閉じなくなる原因はいろいろ)
治療:
外科的処置以外は完治しない。
内科治療(保全処置)は、進行を遅らせ、負担を軽くする。
(内科療法は弱っている心臓の補助をするのが目的。
心臓の負荷を軽減するために、動脈と静脈の両方をバランスよく拡張するし、ACE阻害剤が第一選択薬として定着)
以下認可済内服薬
■エナカルド錠(マレイン酸エナラプリル)
■フォルテコール錠(塩酸ベナゼプリル)
■バソトップ錠(ラミプリル)
■エースワーカー錠(塩酸テモカプリル)
■アピナック錠(アラセプリル)
現在、パソトップ錠服用。農林水産省データーベースによると、副作用報告なし。
体重 1.25mg錠 2.5mg錠
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10.0kgを越え20.0kgまで 2 又は 1
20.0kgを越え30.0kgまで 1 + 1
30.0kgを越え40.0kgまで 2
胆汁から約80%、尿から20%が排泄。
腎機能不全を有する犬においても体内に蓄積される危険性は少ない。
腎前性の高窒素血症を引き起こす可能性がある。
投与開始後7日目に腎機能の観察を行うこと。また、ACE阻害剤又は併用する利尿剤を増量する際にも同様の観察を行うこと。
その他:
高齢小型犬に多く発症するが、近年、ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバーなどの大型犬でも生じる事が確認されている。また、老齢犬以外、若齢犬でも認められる。
と、こんな感じの疾患らしい。
当事者は、人の心配もなんおその!
Going my way で過ごしております。
検査結果待ちの茶色チーム。
お腹が減りすぎて、動けません! らしいです。(笑
黒1号はと言うと…
ひとり、室内ドックランしてはしゃいでます。(T_T)
ちょっと忙しく、書く時間がないので、短編です。
ペットドッグでのワンシーン
まだ深刻な話が出る前の事。
びっけのレントゲン(パソコンで見れるので、デジトゲン)を見ながら先生の説明を聞く。
首の説明が終わり、違う画像へ。
ふと、首の画像に違和感が…
保護者:“先生、この(顔)のところのポチポチしているのは何ですか?”
先生:“あ、これね… 念のために、口輪をさせてもらいました。 その口輪の留めです”
保護者:“確か、他の子たちには、そんなの映ってませんでしたよね?”
先生:“あ、はい…(汗)”
”3人共、とっても良い子ですねぇ~” な~んて言われてたのにね…(苦笑
流石、びぃちゃん。
茶色チームとは、一味も二味も違うようです(自爆
今日も短編です。
先生が、全員のデジトゲンを取り終えて、最後の番だった、ミー子を連れて帰って来た時の事。
“みんな良い子ですねぇ”と、社交辞令?を言って、ミー子のリードを保護者に渡す。
腕まくりをしていた、先生の腕には、爪で出来た、みみずばれ。
たぶん、デジトゲンで、台に抑えつけられた時に、立ち上がろうとあがいた時に、出来たのであろう傷。
犯人は…
先生の口からは、出なかったけど、デジトゲンに映った、顔の周りのホックの影が全てを物語っているのでした。(苦笑
先生、引っ掻いちゃってごめんなさい。 by 黒1号 (#^.^#)
ペットドッグのお話の続き。
びっけの心臓疾患の話が出る前の事。
説明が始まり、デジトゲンを見ながら、腸をマウスで示しながら、
先生:“ここが、大腸です。他と同様になんら問題はないです。ちょっとここに写っているのは、ベンで、少し下痢気味に写っていますが、問題はないでしょ”
保護者:うなずきながら、説明を聞き続ける。
“びっけのベンは、やわらかい事が多かったからな…。”
“最近は、サプリのおかげで、良くなって来ているけど、このデジトゲンに映っている、ベンの位置は、きっとサプリ効果が表れる前の状態なのかな…”
“先生は、びっけが、軟ベンになりやすい事を知らないから、ベンの調子が悪い。と思っているんだろうな。きっと。
続いて、心臓のデジトゲンの画面に変わり、説明が続く。
先生:“これが、心臓ですが、左心房のこの部分(マウスで示す)が、肥大しています。”
保護者:うなずきながら、心の中で、“今年で6歳だから、多少なりと肥大はして来るんだろね。 ま、しょうがないかな…”
先生:“この肥大の原因は、ベンが悪いから、肥大しているようです。 …(説明が続く)”
保護者:“ベンか…。びっけは、お腹がゆるい事が多かったからかな…。”
“でも、それにしても、何でベンが悪いと、心臓が肥大するのかな…”
“う~ん、分らんな…”
“でも、最近は、サプリ効果で、改善されてきているから、時期に、ベンが悪いのも治り、肥大も良くなるんだろうな(*^^)v”
心臓の説明が続くが、あまり、表情の変化のない保護者の表情を見て、さらに肥大について説明が続く。
先生:“ベンが悪いと、血液が、ちゃんと送り出されず、また、逆流して、左心房のここに溜まったりしてしまい、肥大の原因のひとつにもなる。…(説明続く)”
保護者の脳の中:“逆流? 血が送り出されない?”
“・・・”
“ひょっとして、それって、「便」じゃなくて、「弁」なのね!。”
“それって、心臓が欠陥って事じゃないの? 疾患じゃないの?”
“ベン(うんこ)が、ゆるいから、理由は分らないけど、心臓の負担となって肥大しているんじゃないの?”
“ベン(うんこ)が、良くなれば、肥大もなくなるんじゃないの?”
“…”
よくよく考えれば、分りそうな事なんだけど、あいんが、後ろ脚を引きずって戻って来た事などで、少し冷静さを欠いていた、と言うか、あいんの事が心配で心配でならない保護者。
それに、びっけが、まさか!まさか!そんな大事とは、予想もしていなかったし、びっけの悪い所と言えば、軟便になり易い事。
その先入観と、腸と便の説明。
その後、直ぐに心臓に移って、弁の話。
じぇんじゃん理解できませんでした(汗)
説明の後半になる頃には、事の重大性、「弁」が悪い事を認識した保護者。
急に質問攻撃に走ってしまうのでした。
教訓: 検査結果を聞く時は、先入観を捨てて聞きましょう(自爆)
1週間経って、あいんの後ろ足の引きずりは、良くはなって来ているものの、まだまだ、両足に重心を乗せる事もできず、“休め!”のような姿勢をしている。
びっけはと言うと、相変わらずで、元気いっぱい、我が道を行く!(笑
今回、受信した病院は、どうやら、名医らしく、ベスト50?に選ばれた?選ばれている?院長先生が経営をする病院らしい。
せっかく、評判の良い病院で受信をしたので、その評判の良い院長先生に、今後の方針について、相談をして見ることにした。
来週早々、病院に行ってみよう…