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ゴールデンレトリーバーあすた その28

9月19日(日) 術後40日目

昨日の午前中は、少しだった。
昨日の午後の粗相からは、少し増した。
昨日の夕方、2回目の粗相をしてからは、
急にスイッチを切ったようにぐったりとしている。
今までのような荒々しい呼吸は、なくなり、
穏やかではあるのが救いでもある。
静にその時を待つ。
そんな穏やかな時間の流れに変わってしまった。
そんな感じである。

今朝のご飯は、まだ与えていない。(10:13)
正確には、目でこちらを見ているので、
ご飯の支度の合図を送っても、ただただ見ているだけなので与えていない。

朝はカリカリ。
昨日の朝も食べた。
準備をしている間、びっこしながら、
そばにまで来たくらい食欲は、いつもと変わらずにあった。

今朝、カリカリを数粒、口持ちに運んでみた。
一粒だけ食べ、次の粒は、食べなかった。
もうカリカリは食べないんだろう…。

食べるかどうかわからないが、今、ささみ197gをチンして加熱している。
冷めったら、解して与えてみる。
たぶん食べ切らない。
口を付けないかもしれない。

残ったご飯、
今までは、他の子たちがいたから、食べてもらったが、
昨日は、残りを捨てた。
食べられず残した物を捨てた。
他の子たちがが食べてくれた場合と、ぜんぜん違った。
こんな事、今までなかったので、残り物の処分だけで、こんなにも受け止め方に違いが出るとは…。
やはり、人も犬も、ひとりでは、生きていけない。
些細な事が、何でもなく、終っていたことが、
何でもなくなり、のしかかる。
耐えきる自信がない。

昨日の朝と、午後15時ごろだったか、トイレ散歩でうんこはした。
今朝は、まだしていない。
目は起きているので、起こして、玄関先の土の匂いでも嗅がせて促そうかとしたが、動こうとしない。
オシッコは、粗相をした、昨日の17時ごろからほとんどしていない。
明け方、自力で起き上がって水を飲んだ。
飲んでいる最中に、出てしまった。
そんな跡があったので、少しだけ排尿されてはいるが、もうじき、膀胱も満タンになる事だろう。

一昨日の点滴中も粗相を始めてしたらしい。
もしかすると、転移で我慢し辛くなっている。
そんな風に思っている。

今日からオムツを使おうと思う。
お尻の飾り毛を少し切った。
オムツをするには、飾り毛は少ない方がいいから。

数日前から、

「近い将来オムツになるのかな。」
「飾り毛も切らなくちゃ。」

そう思ってはいたけど、切れなかった。
まだ毛艶が、よい毛。
切れない。
本当に必要になる時まで、切るのを止める事にした。

びっけ14歳の頃の高齢シニアの毛艶とは比べものにならないくらいよい。
老化、寿命ではない。

被毛だけでも、こんな思いが生まれる。
全ての物や事柄、時、時間、行動には、過去の関連と思い出である。
だから、
まだのぼってしまうにはには早い毛艶を見ると切れなかったのである。

あっと言う間に時間が進んでいる。
数日前の飾り毛。
今朝はもう切っている。

ひとを含めて、動物は、欲で生きてる。
これは本能で、生きる為に必要なものだと思っている。

ひとを見るとよく分かる。
大なり小なりあるが、
食欲、性欲、金欲、物欲、睡眠欲…

犬も正直
生きる力強い証、食欲。

それを失いつつある。

奇跡を信じて!
なんて、始めからは思っていない。
だけど、
せめて、術後、ちゃんと元に戻り、
そして、少しずつゆっくりと時が進む事を望んでいた。
長ければ、2年生存の話しも聞いた。
できれば、そうなって欲しい。
奇跡に15歳になった。なんて事は望んでいない。
術後、一旦落ち着いて、それからゆっくりと過ごしたい。
「早ければ… 持っても… 6か月は…」の言葉通りでも
そのくらいは、
それ以上は、
そっと望んでいる。
まだ40日

次の点滴は、もう無いと思う。
前回、点滴の効果は出ているのでしょうか?
あちこちにデキモノのような転移があるって事は、効いてないって事でしょうか
そう聞いた。

点滴をしていなければ、「(腫瘍から)貧血で…(倒れている)」みたいな事を言っていた。
「ただ抑えられなかった…」
「遅かった…」

まだ立てていたから、
「まだまだ立てていられる」と思って聞いていた。

まだ2日しか経っていないのに…。

前からずっと一緒とは思って、過ごして来たけど、
今は、本当に、本当に、1秒も離れたくない。
病理検査出てからずっとそう思っている。
例え、食料の買い出しでも、離れたくない。行きたくない。
でも、あすたのお世話のためにもやらなくてはいけない事は、やるようにしている。
お仕事もちゃんとして、最低限の自分の事も。
それをちゃんとするからこそ、大切な時間が削られる事が減ると思う。
おろそかにすれば、その分、必ず帰って来る。
きっと、大切な、大事な時に。
だから、一生懸命にやる。
だけど、離れる事になると…
辛い。


 
 
昨日とは言わないけど、
ほんのちょっと前にやってきた
そんな気。
来た時は、あいんのお別れ1年後であってペットロス中。
大歓迎、大喜びでのお迎えではなかった。
それが、
今では、一番の子に。
自分でも怖いくらい、大切な子に。
そして、多頭飼いではない今、
ひとりの子。
他の子のお世話を無心にし、時が過ぎるのを待つ事もできない。


20210919-03.jpg
2010年06月26日
 あいんの誕生日6月26日にやってきました。
 

覚悟しなくちゃを言い聞かせている自分。
だけど、
失うのが怖い。
そして、凄く動揺をしている。
ショックと言うより、まさに動揺だ。
自分でも何をやっているのかが分からない。
ってくらいに動揺をしている。
動揺して、時間をロスしたくない。
だから、より一層、慎重に心がける。
大切な時間だから…。

 
毛を切っていたら、
「お尻を触らないで!」
そんな顔して、身体をちょっとだけ起こした時のショット

20210919-02.jpg

 
別室をモニタニング
動画なのに、動かない姿がずっと写ってます(微笑
 
20210919.jpg

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