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2021年08月18日

2021年08月18日

脾臓摘出 ゴールデンレトリーバーあすた その1

ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、フラットコーテッドレトリーバーに多い気がする脾臓腫瘍。

先代のあいんGRも腫瘍が見つかり脾臓摘出。
今回は、あすたが緊急手術で脾臓摘出をしました。

その記録と同じレトリーバーの飼い主さんの参考になればとの思いでここに残します。
ただの飼い主の記録ですので、専門的に正しいかは、分かりません。(^^ゞ

あいんが脾臓を取った時(2007年9月6日 胃捻転の記事に残してます)に、脾臓腫瘍について先生に言われた事、

「脾臓は、血をろ過しているような臓器。」
「絶えず循環している血の臓器に穴が開いたら? 破裂したら? 破けたら?」
「出血したら、一刻を争う。 間に合わない事も多いので、腫瘍が見つかり、様子を見る。とはしない。」
「水が流れているホースを途中で潰せば、直ぐにパンクして漏れる。」
「それと同じような事。」
「命に係わる事」

 
先月、飼主しか気が付かない、ほんのちょっとした事があった。
散歩の時の脚足歩行の頭の位置が、いつもより頭半分から1個くらい遅れて歩く時が2~3回あり、加齢による遅れ、夏だし暑いからと思っていた。
時折、遅れが出る時でもボールを出せ出せと催促もしていたし、ボールをしていた。
夏だから、数回程度で軽く遊ぶ程度だが、本人は、楽しそうに追いかけていた。

8月8日(日)
いつも通りの朝の散歩とご飯を食べ、仕事部屋で作業を始めると、
「ねぇ、ねぇ、」と、頭をあごを、座っている太ももに乗せて甘えてくる。
これ、良くやるし、お腹が痛い時は、これをやった後、ドアの方に行って、「行きたい」を教えて来る。
今回も、必要以上に、ねぇねぇ
トイレに行きたい素振はないがトイレも出すが普通。
戻っても、ねぇねぇをしたので、何かを訴えていると感じ、触診をするが異常はない。

下痢もしてない、食欲旺盛で嘔吐もない。
潰瘍とか、腫瘍とか、お腹(内臓が)が痛いのでは?
そう判断し、いつものかかりつけ獣医さんへ。(午前)

 
下痢も嘔吐もなく、触診も異常がない。
街の獣医さんだと対処療法が主。
このような症状だと獣医さんも困り、
様子を見るか?
あとは、CTやMRIなどがある大きな病院で検査をしてみるしかないのでは?
の意見。

具合が悪いのは間違いない。
いつも診てもらっている獣医さんから見れば、普通。

このまま何もせずでは済まない気がしたので、渋る先生に、血液検査を依頼。
(症状がなく、何となく調子が悪いは診断に難しいので、中途半端に処置してもって事で、渋った感じになっていた)

血液検査の結果は、これ。



先生の意見は、タンパクが低い、少し貧血気味だけど、許容範囲。
見れば、確かに許容範囲。

でも、
どこかおかしい。

そこで、以下のように考えて先生に意見する。

白血球があがるのは、腫瘍や潰瘍などと体が戦っている時。
腫瘍や潰瘍から出血をしていれば貧血になる。
血小板があがるのは、出血を凝固する為?

以上から、
内臓のどこかに腫瘍があり、体が戦ってるので白血球があがり、出血をしているから貧血になり、出血を止める為に血小板があがる。
内臓のどこかで内出血をしていると推測される。

そこで、
内臓の出血をどうやったら調べられるか?

レントゲンとエコーで分かるとの事。

午前の診療時間は終わりの時で、午後の予定も入っているらしく、また中途半端になってもと渋られ、あの数値だけでは、出血しているとも言えないとの事だったが、「今、ここで分かる事を全てやって、あたりがつけば、それに沿って次に動けれるのでレントゲンとエコーをお願いします。」とお願いして、午後から預けて、やっていただきました。

結果は、服内出血を発見。
出血場所は不明だが、脾臓周辺に溜まっている。
腹水か? 出血か?
針で抜き、確認もした。

開腹しても、臓器によっては、そのまま閉じる。
命がけの開腹となり、何もできなければ数日の余命。
もって1週間くらい。
との意見。

8日(日)21時くらいかな?
ここまで突き止めた。

 
どうか今日を無事に終わらせて
明日が来ますように…

次へ


脾臓摘出 ゴールデンレトリーバーあすた その2

8月9日(月)

あいんの脾臓摘出、びっけの乳性腫瘍、摘出などをやっていただいた外科の上手な先生のところへ

ゴールデンレトリーバー脾臓摘出
(病院に向かう車内)

朝9時開院に行くが、既に満員で車を止める場所にも困る。
年々、凄く人気!?と言うか、非常に混雑して予約制になっているらしい。

受付で、診察券を出すと古く、新規扱いとなる。

病状の説明をはじめる。

少し急ぎです。
服内出血しています。
脾臓周辺からです。

脾臓出血の深刻さは、先生から教わった事。
なので緊急性が病院にも伝わると思って言った。

丁度、先生の耳に入るが、
「今日は、(私)ひとりなので緊急対応ができない。」
「(脾臓ならば、一刻も早く開腹しないと死に至る)出血しているとなると…」
他所に行って直ぐに開腹をした方がいいのでは? 的な事を間接的に少し感じる中、
私は、間髪入れずに
「先代のゴールデンは、先生に脾臓をとってもらいましたので、脾臓の事は、承知しています。 ただ、今、あすたは車の中で立っています。立てる体力は残っています。」
と説明。
立っているのであれば、少し時間はあるかも知れない。
との事で診ていただけることに。

1時間後、予約なしで診察開始。

診察台に乗せて、歯茎をチェック。
まだ(貧血)大丈夫そうだ。
(まだ間に合いそう)
直ぐに採血しながら、昨日の血液検査の話し。
結果を持参していたので見せると、
大きな出血は止まっていそう。とのつぶやく。
採血後、直ぐにその場でエコー
直ぐに脾臓をキャッチして、腫瘍を大きさを測り
「5cmか大きいな」
「はい分かりました」
で診察時間は、2~3分分程度で終了。

的確で迅速、経験も豊富。
外科は、やはり凄い先生だと、再認識し血液検査の結果を待合室で待つ。

血液検査の結果が出て、再び診察室。
昨日と同じだから、大きな出血は、止まっているみたい。との事で、
少しだけ猶予ができ、翌日、緊急手術となる。
(噂によると、通常、手術は1か月待ちらしい)

脾臓摘出 ゴールデンレトリーバーあすた その3

8月10日(火)

21:00 病院からやっと連絡が入る。

無事に脾臓は取りました。
今、お腹の中を洗って、それから閉じます。

あとは、(病理検査)結果で、あとの事を考えましょう
(あいんは、悪性リンパ腫でした)

 
とあえずは、無事に脾臓摘出が終わった。
服内出血はこれで治る。
これから、内臓が落ち着くまで? ずっと?
胃捻転が心配でならない。
あいんは、脾臓を取ったせいで胃捻転になったから。

 
木曜日から面会ができますと言われるが、
面会すると、興奮するし、帰れると思わせても可愛そうと伝えた。

 
8月13日(金)
面会は、しないと思っていたが…
12時前に会いに行った。

あすたの入っているゲージの前で、そっとして見守る。
あすたは、背中を向けたまま寝ていた。

こんなステンレスがむき出しになった所で、水飲みボウルの上に乗っかる格好で寝てて…
入院とは言え、狭いところに押し込まられて、本人は、すねている事だろう…

そう思いながら見ていた。
人の気配は感じているが、無関心。
いや、関心を持ちたくない。
痛い思いさせられるかも。
そんな感じで、気配を感じていても、知らん顔をしているあすた。

人大好きでべったりで直ぐに気配を感じる子なのに、こんなあすたを見た事がない。

エリザベス越しに目があったようだが、それでも起きようとしない。

ぐったりしている。
具合が優れないのか…

ゴールデンレトリーバー脾臓摘出

 
背中を見続けていると、先生が通る。

「先生、なんかぐったりしていますが、どうですか?」

と聞くと、
「そんな事ないよ 凄く元気だよ」
で行ってしまった。

そんな会話を聞いて
やっと、こちらを見る気になったあすた。

マスクをしているから?
ここに保護者がいる訳もない と思っていたのか?

全く、見ようとしなかったが、声がしたので、見ました。
の顔。

しらばくして、
やっと、認識をしたみたいで、起き上がったあすた。

マスクを外して、顔を見せる。

「おつかれさま」
「よくがんばったね」

ゲージの柵の隙間から手を入れて、指先でやっと触れた。

ゴールデンレトリーバー脾臓摘出

脾臓摘出 ゴールデンレトリーバーあすた その4

8月14日(土)

面会は行かないと言いながらも今日もまた続けて行って来た。

保護者がここに来る事を昨日学んだあすた。
今日は、行くと直ぐに気が付き、体を起こす。
まだまだ痛そうだし、病み上がりって感じの動き。
だけど、先生は、順調との事で、月曜日の退院予定と思ったけど、明日(日曜日)でもいいと思うとのお言葉。

順調の回復で、ありがたい。 

ゴールデンレトリーバー脾臓摘出

 
これがあすたの脾臓です。
グロいので見たくない人はパスしてね
閲覧注意: 摘出した脾臓


脾臓摘出 ゴールデンレトリーバーあすた その5

8月15日(日)

朝、電話する。
と言われていたが、病院から電話が来ないので、10時過ぎにかけて聞いて見ると、お迎えOKとの事。

昼前に病院に到着し、無事にお迎え。
なんだけど…

トイレに出してもらったなかったよう。
それを知らずに、出てすぐに車に乗せて待機をさせると…

ご本人様もはじめての事。
保護者もはじめての事。

車内は大変な事に…(^^ゞ

大雨の中、うんもしーもをお掃除。

病院、忙しすぎで、少しこの辺の治療以外の事や言葉の伝達(説明や費用など)やに時間をかけずで…
パンクに近い状態に見える忙しさの副産物って感じなのでありました。
はぁ(苦笑

 
散歩して良いとか、何しろ、こうしろなど一切なし。
緊急だったから、事前の通達も何もなし。
脾臓摘出は経験しているので、私は、大丈夫だったけど、はじめての人は不満に思うかも知れない。
それと請求書を見てびっくりの片手50万弱

多少は説明をして欲しいって気もしたけど、
無理に緊急で夜間に手術をしてもらって、文句を言ってはいけません。
前回の脾臓摘出の倍の金額って言うのも…
これは、忘れる事にします(^^ゞ

帰宅後
やっと安心ができたのか!
凄い喜びよう。
部屋に入ると、クルクルと回り出して大喜び。
ひぃひぃ言う勢いで、ゴロンとして撫でて。
傷が開いちゃうんじゃないかと、心配で、どうにか落ち着かせることに。
って感じのご帰宅。
先住犬たちは、迎えに行った時に、最大の喜びを表して、帰宅後は、直ぐにゆっくりと休むパターンだった。
こんなところでも個性を感じるのである。

 
夕方のお散歩は、トイレ散歩だけ。
久しぶりのホームグランドでご満悦のご様子。
まだまだの顔をしたりするけれど、とりあえずは、日常の生活に戻り始めるトイレ散歩なのでありました。

ゴールデンレトリーバー脾臓摘出

脾臓摘出 ゴールデンレトリーバーあすた その6

8月16日(月)

切ったところは、こんな感じ。
意外と広い範囲を剃られている。
そして、
回りにまだ血でできた毛溜らしきものが残っていたので切り取った。
こんな回りまでって思うと、

開腹して、血が出て来たのかな? 
大変な手術だったのかな?
(だったら、高額はしょうがないかな…)

ゴールデンレトリーバー脾臓摘出

 
8月17日(火)

少しだけ散歩で歩いて見た。
今まで通りの完璧な脚足歩行。
あすたは、本当に、これが得意で、言われなくても
「私は、ちゃんと隣を歩くのが好きなの」
って感じで、歩き、そして、見上げてアイコンタクトをしてくる。
可愛い過ぎるのである。(^^ゞ

ゴールデンレトリーバー脾臓摘出

 
プチお散歩からお家に入る時の、この顔。
大好き!
また見れた事に感謝します!

あすた
愛しているよ!

ニン(^^♪

ゴールデンレトリーバー脾臓摘出

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