しろ子とちゃお (長いっす でも記録として残したい! その3
8月お盆
しろ子、ちゃおは、テラスで生活をしている。
しろ子が出かけると、ちゃおは、テラスの下で、待つ。
朝、テラスの隣の窓(雨戸)を開けると、
おはよう~ にゃ~
ごはん、頂戴にゃ~
と、テラスの扉の上に乗って、挨拶をするしろ子。
その次に開く、テラスのカーテンが開くのをガラス戸の前で待つしろ子。
しろ子がお母さんになる前とずっと同じのパターン。
いつもと同じなのである。
8月17日
いつもと同じ夕方。
いつも通りにご飯を食べるしろ子とちゃお。
この数日、しろ子やちゃおの食欲が凄く、直ぐに空になる勢いで食べている。
ちゃおが、まだお乳も飲んでいるので、
しろ子も、そしてちゃおも、たくさん食べる必要があるのかな…(^^♪
そんな風に見えていた。
8月18日
しろ子が、死んだ。
たぶん、1歳半にもなっていないのに、天に昇った。
早朝、保護者2号がしろ子を見つける。
寝ているのかと思ったが…。
テラスまで、あと3~4メートルのところで、
顔をテラスに向けたまま、行き倒れのように、死んでいた。
いつも通りにテラスに向かって歩いて来るルート(壁沿いの猫道)
テラスに向かった姿で横になっていた。
前日の夕方、あんなに元気に美味しそうにご飯を沢山食べていたのに…。
この1年間、
雨風雪や暑い日も、共に生き、
どんなに体調が優れない時でも、例え、自力で立つ事ができない体でも、
あすたやすぅと同じように、お世話をしてきたしろ子。
テラスにいるちゃおのところへ戻ろうとしている姿。
よくは分からないけど、野良や野生動物の最後って、ひと気のないところでひっそりと。
そんなイメージの中、ちゃおのいるテラスに向かい、目に付くところで、逝った事。
「全ての物事には、意味とメッセージがある。」と、最近、その事を学び始めた保護者。
突然の死、
とても悲しい。
僅か数メートルの場所。
真の意味とメッセージは分からないけど、
保護者2号が、
「見えるところで、死んだのは、供養をしてね。 あとは、任せるね」って、
しろ子からのメッセージだよ。
私より優れた保護者2号からの助言で、しろ子からのメッセージの意味を知る。
この出来事自体の真の私への意味とメッセージは、分からないけど、
しろ子からのメッセージは、分かった気がする。
行動力があり、メッセージを受け取った保護者2号。
直ぐに、しろ子を火葬に連れて行き、メッセージ「供養してね」に応える。
8月21日
しろ子が帰って来た。
8月25日
しろ子がいなくなって1週間以上が経つ。
ちゃおは、幼い事もあって、まだまだ周囲が怖くてしょうがない。
その為、しろ子の小さかった時よりも人慣れしていない。
しろ子がいる時やしろ子だけの時は、
ガラス戸のロックを外す音がするだけで、テラスの下から出て来てた。
ガラス戸が開く前の音として認識をしていたし、人慣れもしていたからだ。
ちゃおは、まだそれも覚えていない。
ただただ、周囲に何かの気配を感じると、しろ子を呼び続けて、鳴き続ける。
日が落ちて、猫の活動時間になると、テラスから外を眺め、しろ子が戻るのを待ち続ける。
そして、呼び続ける。
朝の戸が開く時になっても、しろ子が戻って来ると思って、一層、大きな声でしろ子を呼ぶ。
昼間も、音などがすると、同じく呼び続ける。
そして、テラスの下で、じっと身を隠し、しろ子が帰って来るのをひたすら待つちゃお。
もう少し成長をしていれば、鳴かずに、テラスから出て、
前の広場に探しに行ったりもできるのだろうが、それもできない幼さ。
もっと幼ければ、そのまま保護捕獲もできるのだが、
素早く逃げる危機回避能力が、備わってしまっている。
だから、じっと、しろ子が戻って、安全安心になるまで、
ただ、テラスの下で、じっと待つだけのちゃお。
この出来事にも意味があって、
それに接する私たち各々にも、それぞれに意味とメッセージがあるのだと思うのだが、
私にはわからない。
ただ、ただ、
切な過ぎる。
今、ちゃおが鳴いて、しろ子を呼ぶ声に、
「ちゃお、ちゃちゃ」と呼びかけてあげることしかできない。
ちゃおがテラスに上がっている時は、
室内が見えるように、カーテンを開け、
「ひとりじゃないよ!」とあすたやすぅ、私たちの気配を感じられるようにしている。
夜は、外から丸見えになりかけるけど、ラティスフェンスがあるからそれで多少は目隠しに。
我慢ではないけど、ちゃおの為。
ちゃおも分かっているのか、
窓にすり寄って、にゃーにゃー言って来ることもする。 < これも切ないんだけどね
そんな時は、そばに座って、あすたやすぅたちと見守ると、
少しは、穏やかになれ、鳴き声も低くなる。
しろ子からのもうひとつのメッセージ「あとは、よろしくね」、
綺麗なお水と、お腹が空かないようにしてあげる。
今のちゃおでは、きっと自力で餌を取る事もできない事だろう。
他の子(野良)のごはんにならぬように、ちゃおだけが食べて、
食べられるように、
ご飯の時は、ずっと一緒にいて、他の子が来たら、お膳を下げ、
いなくなったら、続きを上げるようにしている。
このくらいしか、してあげられない。
しろ子よりも距離感はあるけれど、徐々に馴らして、距離が縮まるように…。
8月28日
しろ子が天に昇って10日目。
余程、寂しいのか、
窓を少し開けて置いたら、
あすたやすぅ、保護者がいる部屋に入って来た。
ニャーニャー言いながら、しろ子を呼んで、探している。
ひとよりも、犬の姿の方が、少しは安心ができるのか?
あすたやすぅのそばに、そっと近づくが、
あすたやすぅは、なにか、来た。 そばに来ないでよ で、数十センチの距離になると、移動する。
事前に、ガラス戸越しに馴らしたおかげか?
吠えたり、蹴散らす事は、しなかったふたり。
ちゃおも、動くと怖くなり、逃げ腰になり、逃げ道(口)を確保しながら、寂しさと格闘。
初回にしては、上出来な、コンタクトだと思う。
先の事、獣医さんとも相談し、色々と考える事にする。
おわり
※ 野良ちゃんに対して、色々な意見があると思います。
この記事と異なるご意見もあるかと思います。
その際は、読み捨てていただき、ご気分を害されました方には、お詫びいたします。
しろ子の事、どうしても、残したく、個人ブログに掲載いたしました。