でん子の引っ越し(電柱撤去
もう、15年以上も居候を続けているでん子ちゃん。(電柱)
それも、駐車場の入口に鎮座しているので非常に邪魔なのだ。
おまけに年々、傾いてきている。
震災後、でん子ちゃんの傾きが異常に気になり始める保護者。
随分と前から、カーポートゲートの柱に向かって傾いて来ているのは知っていたけど、
震災の揺れを知っちゃうと見逃すわけにはいかなくなるのであった。
それに、震災後、カーポートの柱にかかる圧力が増したみたいで、閉まりがめちゃ悪くなったしね。
そこで、電柱所有者の東電に連絡を。
「あの~、敷地内にある電柱が傾いているんですけど・・・」
「大丈夫かな・・・」
すると、
次から次へと、色々な部署から連絡が来る。
そのたびに、同じ説明を繰り返す。 < めんどっち・・・ 録音して流そうかな・・・(笑
典型的なお役所ってな感じの縦割りシステムの連絡に疲れるのでありました。
でん子ちゃんが傾き、穴が広がり、寄りかかられているカーポート柱の基礎部分は、割れ割れに。
傾きは、一目瞭然なので、直ぐに「傾き」だけは認めるのだが・・・
独占企業の強みか?
それとも、毎回、違う部署が連絡をしてきて、話をしているせいか?
傾きだけは、どの部署も認め、「直す方向で進めます」とは言うものの、
「壊された柱(カーポート)も直してね」と言うと、真っ当な返事はなく、
「私は、〇〇部ですので、担当部署から連絡が行くと思います。」 < 「思います」かいな・・・(-_-メ)
そして、やっと担当部署と話ができるようになると・・・
「直す」とは、絶対に言わない。縦割りちゃん。
下手に「直す」なんて言っちゃうと、言った人の責任になるみたいで、「検討します」などで濁して逃げる。
どうやら設計関連部署が、今回の窓口になったみたいで、お客さんとのやり取りをやらぬ部署のよう。
そのせいで、「どう対応してよいのか?」 が分からず、「直します」と言えないよう。
連絡も縦割りちゃんの独占ちゃんなので、悠長なレスポンス。(-_-メ)
でん子も、「倒れないように、補助のワイヤーをつければ大丈夫でしょう。 駐車場に、また立てていいですか?」ってな簡易補修&お気楽に、人様の敷地内にワイヤーを立てようとする始末。
もちろんNGを出して、
「できれば、撤去して欲しいんだけどな・・・」
「どうぜ、掘り起こして、埋めな直すんだったら、」
「反対側は、公園なんだから、公園側に移してほしい。」
「前後の電柱は、公園側なんだしさ・・・」
すると…
意外や意外。
設計部の計算によると、家にあるでん子は、不要との事で、スンナリと撤去へ。 < オーラッキー(^_-)-☆
計算上不要などの答えが出ると、スムーズに話は進むのでありました。
撤去は、交渉することなく、一言で事が運び、ニンマリの保護者。
残るは、カーポート破損をどうしてくれるのか? ・・・
のらりくらいを繰り返し、どうにか別作業にならぬようにする縦割りちゃん。
でん子を抜いた後の埋戻し時に、「一緒に埋めて固めちゃえ!」 作戦に出てくる。
15年以上も地中に、コンクリートで固めて埋めてあった金属を
掘り返して抜き取り、それをでん子がいた位置に埋め戻すってな考え。
掘り起こさず、抜き取らないのであれば、補強程度でもよいのかもしれないが…
おまけにでん子が寄りかかって、何百キロも圧がかかり続けて変形が予想されるものを
埋め固めて終了なんて、NGでしょうが・・・。
と、
これは、さすがに、文句を垂れる保護者。
目視で十分に傾き寄りかかり、閉まらなくなっているゲートを使いまわすってどういう事よー (怒
で、結局、
傾きによる破損の処理をする事にしたのか?
急に、「破損や傾きが激しく分かりやすければ、話が通りやすい。」ってな具合。
処理が」変わったせいか?
破損が承認されたのか?
よくわからんチンだけど、急に話が進むのでありました。
でん子の撤去は、すげー手際が良い縦割りちゃん孫請け。
抜く作業は、30秒くらいで、あっという間。
手慣れたものなのでありました。
続いて、後日、ゲートの交換。
これまた縦割りちゃんの凄さと言うか・・・。
敷地内の駐車場のゲート交換に、道路整理の誘導員が来て交通整理するは、孫請け数人と縦割りちゃんも登場して、電柱工事かいな! ってな具合に。
交通量が少なく、道も広いココ。
増して個人宅の敷地内のゲート交換に交通整理の誘導員が登場するなんて・・・
笑わずにはいられないのでありました。 < 凄すぎ(爆
土木作業、特に地べたを掘る埋めるはお得意技の孫請けちゃん。
あっという間に、ゲートを撤去。
と、
ここまではよかったのだが・・・
撤去した跡を消すため、壁に色を入れるのに、養生(マスキングテープ)をしない。めちゃチャレンジャー(無謀者の意味)(笑
電柱専門みたいな孫請け。
見るに見かねて、養生を始める保護者。
そして、自ら塗り始めるのでありました。
その後は、現場監督になってしまう保護者。(^^ゞ
モルタルを塗ったり、目地材の入れ方などなどを指導する。
そして、どうにか柱を立てて、基礎を固めるのだが・・・
当初、半日ちょっとで終わる作業予定が、日没サスペンドで次回に繰り越し。
予定外の工事遅延で調整に追われる孫請けちゃんと縦割りちゃんなのでありました。
「ゲートなしでは、防犯上好ましくない!」 と、その辺は、慎重な縦割りちゃん。
万が一、何かが起きたら、縦割りちゃんの責任問題になるので、速効、ムリクリ、続きの予定を組むのでありました。
ちなみに、残りの工事日は、翌日の朝でした。 < めちゃ早っ
翌9時から作業開始。
ゲートを柱に取り付けて調整して、落とし棒を設置すれば完了。
そんな1~2時間の作業だったのだ…
前日もそうだったけど、ゲートの組み立てを説明書を片手に頑張る孫請けちゃん。
ゲートの取っ手が付く付かないと大騒ぎになったりを繰り返す。
ひょっとして、私が付けた方が早くてちゃんと付くんじゃないの? ってな手際の良さ(悪さ)。(苦笑
そんな作業なので翌日も、電柱のように、パッパと片付かない。
おまけに、ゲートと柱を繋ぐヒンジのネジを曲がったままムリクリ入れて、ウンスン状態に。
そのまま「ヨシ」なんて掛け声かけて次に行こうとするので、思わす、
「さっき締めたゲートヒンジのネジ大丈夫?」
「なめているんじゃないの?」
「締まりきる前に、やけに重そうに回してたし・・・」
と指摘をして、縦割りちゃんと一緒にチェックすると・・・
ネジは、曲がって差し込まれ、出っ張ったまま、動かなくなっているのでありました。 < それじゃネジの役目しませんね・・・(苦笑
これまたムリクリ、かなり苦労してムリクリ入れたネジを外す孫請けちゃん。
作業した地面は、ネジのカスが一目でわかる状態に・・・(涙 (ネジ破損)
「ネジ山が削れてカスがこんなに落ちているのってやばくないかねぇ・・・」苦笑
強く言って、気分害されても良い仕事はできない。
なので、ソフトにさり気に話しをして指導をし、作業をしてもらう。
痛んだネジも、他のネジ山を使って、何回も付け外しをしてどうにか回せる状態に復活。
そして、再取付となるのでありました。
次の作業に孫請けちゃんが進むと、
ドライバー1本で手締めをしている孫請けちゃんの作業に心配になる現場監督保護者。
ちょっと気分を害しちゃうかもと思いながらも、ネジを痛めつけられてしまったので、しっかりと増し締めをする事に。
インパクトを持ってきてダダダダダ! と、電動工具で締め直すのでのでありました。<だって、あのままじゃやばいでしょ(^^ゞ
ネジ事件以降、残りの作業に、口を出し続ける現場監督。 (^^ゞ
終いには、再び作業に混ざり
いや主になり、指示を出し始める。
「そこ、ちゃんと柱につけて持って!」とか、「そこで抑えて、」などなど。
そして、位置決めなどの主になる事は自分でやり、
単純作業、指示でできる作業などを任せる現場監督保護者なのでありました。(^^ゞ <うるさい奴だ^^;
「あとは、ココに穴開けて入れるだけ。OK?」
そんなこんなして、どうにか新しいゲートに交換がされたカーポートゲート。
閉まりの調整もイマイチで、閉まりも悪い。
すると・・・
縦割りちゃんが、
「私たちより、お詳しいし、お上手なので、あとは、お願いしてもよろしいでしょうか?」
ってな事に。
今更、できませんとも言えないし、
「はい、あとは適当にやっておきますから ( ^)o(^ ) 」
ってな具合で撤収となる縦割りちゃんご一行様なのでありました。
“まぁ、しゃぁない。”
“ペット用ゲートに交換してもらっただけで、ありがたいと思わなくっちゃだネ。”
“しかし、電柱以外の作業がまるでダメとは・・・”
“やっぱり東電だネ (苦笑)”
右が新しいゲート ペット用タイプ
初日の昼食後、食後のりんごで、寒空の下の作業を労う保護者。
もちろん、りんごは、今、とってもゆかり深い「ふくしまのりんご」です。
たまたまあったのが福島産ってだけだけどね。(^^ゞ
もちろん、「ふくしまのりんご」って伝えていま~す。 (*^^)v