親愛なるあいんへ
あーちゃん、
知ってましたか?
鞄から出てきたウマウマの事をね。
いつも一緒にごはんを食べてましたよね。
本当は、いけないのかもしれないけど、一緒に食べて、おこぼれ頂戴! して、味見もしてましたよね。
ヨーグルトとかのカップのタイプは、味見をして、最後にカップをペロペロとしてましたよね。
鼻先にヨーグルトをつけて、一生懸命に美味しそうに、幸せそうにペロペロとしてましたよね。
そんなあなたは、私が食べている時、
いつも私の膝の上に顎を乗せて、ズボンをおヨダで濡らしてくれましたね。(微笑
一緒に食べられず、外で食べる時はね。
いつもあなたの事が頭に浮かんでいたんだよ。
おかずを見て、
“これは、あーちゃんが食べれる” とかね・・・
特に、ヨーグルトとか、プリンとかのカップに入っているのを食べる時は、必ずあなたの事を思い出し、私だけ食べてしまって悪い気になっていましたよ。
だからね、
コンビニ弁当みないな、どこにでもあるのを食べてても、あなたが食べれそうなのがあると、「おみやげ」って思って、持って帰っていたんだからね。
他に、もっとウマウマが家にあるのにね・・・ (笑
おみやげを持ち帰って、余計な油を洗い流したり、衣から中身だけを取り出したりして、食べるところが、こんなに小さくなっちゃったね。 なんて事もありましたね。
でも、
あなたは、大喜びで食べてましたね。
そんなあなたが喜ぶ顔が見たくて、
ちょっと恥ずかしかったけど、お土産にしてました。
でも・・・
もうあげられないんだよね。
一緒に食べられないんだよね。
膝の上に顎を乗せていたあなたは、もういないんだよね・・・
膝が・・・
寂しいです
だから、
今は、食べる事が辛いのです・・・
あいん、
それじゃ、またね