どうか…
朝の散歩が終わり、いつの間にかガラス戸を開けてテラスに出て行ったあいん。
“あれ? あいんは…”
探してみると、テラスで朝日と同化して二度寝を決め込んでいた。
お約束。
あいんの鼓動を確かめるため、起こさないように、胸部を見続ける保護者。
“ん? ん?”
“動いていない!?”(冷汗
朝日と同化し、交錯した光のせいで、動きが確認できなかっただけだった。
“ふぅ~”
“どうか、同化しないでくださいませ!”
“まだまだ元気でいてくれると信じてますけど、持病に、お年を考えますと心配しますから”
息をしているのを確認ができて、ほっとする保護者なのでした。