雪中行軍探検隊、白銀の世界を大冒険！？テンなんか見つけちゃったら追いかけちゃうぞ～by「それゆけ隊員」　第2話 (Three RETRIEVERs)

雪中行軍探検隊、白銀の世界を大冒険！？テンなんか見つけちゃったら追いかけちゃうぞ～by「それゆけ隊員」　第2話

なが～いタイトル、そして、なが～～～い前置きが終わり、やっと“雪中行軍隊”の本編のはじまりはじまりぃ～♪

あっちゅう間に雪模様のお天気になっちゃったけど、そんな事では挫けぬ雪中行軍雪山探検混合部隊。
警察犬の資格を持ち、頼もしい隊員のゆず隊員と駒子隊員が“戦闘に立ち”、イヤ違った(#^.^#)　”先頭に立ち”、荒れ始めるお天気の“雪”と冬山に戦いを挑む雪中行軍隊は、ズンズンと真っ白の世界へ突き進んでゆく。

すると、

まだ隊員になれていない、“雪山探検隊混合部隊ちびっ子研修員”のリアン研修員、“若さパワー”全開で、

“ワタチだって隊員になれるもん”
“ほら、見てよ！”
“こんな新雪だって、ちゃんと行軍できるもん!(^^)!”

そんな感じに、若さパワーをアピールしまくる７ヶ月のリアン研修員なのでした。

“張り切ってアピールするのは良いけれど、滑落なんかしないでよネ”

あいん探検隊隊長をはじめ、スタートして間もない探検隊は、一同元気一杯！炸裂モード。
前に行ったり、後ろに行ったり、コースアウトしたり…

なかなかのノリノリ状態(^^♪

と、非常に楽しそうでよろしいのだが、背後からスノーシューを踏みつけて、保護者御一行様を転ばすのだけは、ご遠慮願いたいと思うのでした。　＜　君たちは４本あるけど、保護者達は２本なんだからね。　その辺、よろしくね！

そんな元気一杯で、走り回る雪山探検隊一同。
ただ嬉しくて走りまわっているのかと思いきや、ちゃんと考えながら走り回っている隊員たち。

“新雪は、やはりパワーも必要で、歩きずらいし走れない。”
“ならば、誰かにラッセルしてもらいましょう(^^♪”

と、しっかりと、そしてチャッカリと、保護者達が通った道を利用して“楽チン雪中行軍”をするのでした。　＜通路が狭いので、走らずに順番に進んでくださいませ。　そんな“我先に！”と、ワサワサ、無理くりに進まないでくださいよ～

そんな“朝の通勤ラッシュ”なみの混雑の中、ひとり隊員の姿が見当たらない。

“いないのは誰だ～”

と、周りを見渡せば、新雪を自らラッセルして道を切り開く駒子隊員。
“伊達に警察犬資格を持っている訳じゃありませんよ(^_^)v”ってな感じで、道なき道、そして、チト進行方向とは違うコース（笑）を攻めて見せるのでした。

駒子隊員も戻り、一路目的地を目指して突き進む雪山探検隊。
現在位置と雪中行軍の雰囲気は、こんな感じ。↓

林の中を突き進んでいる事と、まだそんなに視界が奪われていない雪中行軍隊。

本当は直進なんだけど、ゆず隊員と駒子隊員は、脇道に反れて偵察をかまし、“なんちゃって先頭チーム”を急遽結成する。

すると…

“なんちゃって先頭チーム”を視界に収めたミミ隊員。
“ちょっと冒険しちゃいましょうか(^_^)v　”

ってな感じで、道を外れて、右前方へショートカットを試みる。
だけど、あまりの新雪と自らの重さ（笑）で、前進不可に。
敢無くショートカットを断念。

すると…

そんなショートカットをやろうとしているミミ隊員の姿を見ていたあいん隊長。

“ミミ隊員が行くんだったら、隊長の私が行かない訳にはいきません！”

そんな感じに、ひとり張り切り、新雪ショートカットコースに突き進む事を決意するあいん隊長。

「果たしてあいん隊長は無事に新雪を乗り切れるのか！」

“ズボッ！！”

　…　(-_-メ)

“ヒュ～、ヒュ～”　（心身に沁みる北風

いい気になって突き進んだは良いけれど、しっかり新雪に捕まり、身動きとれない有り様に。
雪山探検隊隊長としての面目丸つぶれとなるのでした。（苦笑

本日第一号の遭難者となり、レスキューされたあいん雪山探検隊隊長。
レスキュー隊が、あいん隊長を掘り起こして、新雪から引っ張り出すと、逃げるように現場から離れて行く。
まるで何事もなかったような顔をして、
“何かあったのですか？”
と、スタスタと先に進んで行く、ちょっと頼りないあいん探検隊隊長なのでした。（笑

あいん隊長が、大胆に、そして無謀に（笑）道なき道を突き進もうとして撃沈したおかげで、先頭チームからかなり遅れてしまった最後尾。
ゆず隊員と駒子隊員は、持前のパワーで、遅れをあった言う間に取り返し、いつの間にか先頭チームの一員に。
おばばのあいん隊長とミミ隊員チームはと言うと…

これ以上のスピードアップは、無理との事。

“ではでは、しょうがない。”
“とっておきの秘密兵器を使おうじゃありませんかぁ～”　（イェ～イ(^_^)v

と、そんな訳で呼ばれたのが、「それゆけ」隊員。
日頃、鉄砲玉ばかりしてて文句を言われているけど、こういう時だけは、鉄砲玉が役に立つ。

“業務命令！業務命令！”
“「それゆけびっけ隊員」、どのくらいの遅れか？　目的地まではどのくらいか？調査を命ずる！”

こんな時だけ、好いように調査に出される「それゆけ」隊員。
だけど、「それゆけ」隊員は、“水を得た魚”状態へ。

“あいん隊長！”
“びっけ隊員、喜んで行って参ります”（敬礼）

と、元気よく、調査に向かったのだが…

さすが鉄砲玉。
調査するために、ズンズン、ズンズン追い上げて行ったのは良かったけど、調査報告に戻って来る気配はゼロ(-_-メ)

“それじゃ調査の意味がないぞー”
と言ったところで…

「それゆけ」びっけ隊員を選んだ時点で調査は、終わっていたのでした。　＜　ジャンジャン

そんな「それゆけ」びっけ隊員でも、多少は、最後尾のあいん隊長ほかを気にしている様子で、先頭チームと最後尾の両方が見える位置をしっかりキープ。
真相は、“最前列まで行きたいけど、あいん隊長ほかが見えない位置まで行くと、置いてきぼりされちゃうかも知れないから、この位置で我慢しましょう”
そんな“心の声”が、聞こえそうな「それゆけ」びっけ隊員なのでした。