恐怖のカイダン話
夏のある夜。
ある学校の階段数が一段増える、怖~い怪奇話が、ここでも起こっているのである。
静まり返った室内に、
“コツ!、コツ!”
階段を登る足音が響いてくる。
“コツ!、コツ!”
“一段 … 二段 …”
“コツ!、コツ!”
“三段 … 四段 …”
“コツ!、コツ!”
“十段 … 十一段 …”
“コツ!、コツ!”
“十五段 … 十六段 …”
“コツ!、コツ!”
…
“確かここの階段は、12~13段のはず…”(恐)
“階段数より足音の方がかなり多い …”(冷汗)
恐る恐ると、階段を登る音を確かめに行く。
すると…
“階段をなかなか登れずに、足を出しては、引っ込めて、立ち往生気味で登る茶色い影”
ここの怪奇現象は、茶色の老化が引き起こしているのでした。
“立ち往生してもいいけで、落ちるのだけは、やめてね…”
怪奇現象の犯人は、あたいで~す(^^ゞ